「やり抜く力」は伸ばせるのか?

先日紹介した、「科学的根拠(エビデンス)で子育て 教育経済学の最前線 | 中室牧子 |本 | 通販 | Amazon

のなかに、子どもたちの「やり抜く力」を伸ばす教育プログラムが紹介されていました。

そのプログラムでは、教員が子どもたちに声をかけるとき、以下の4つを繰り返すよう求められました。

1.目標を設定することが重要なこと

2.その目標を達成するためには、努力することが大切なこと

3.失敗や挫折を建設的に考えることが重要なこと

4.人間の能力というのは決して生まれつきのものではなく、努力によって変えられること

このプログラムは子どもの「成長マインドセット(努力することで自分の能力を向上させることができると信じること)」を向上させることを目的としていて、実際に、子どもたちは問題を間違えたとしても、再び難しい問題にチャレンジするようになったそうです。

さらには、この教育プログラムが終了してから2.5年後に行われた追跡調査で、数学の学力テストの偏差値が受けていない子どもたちより高かったそうです。

AALの指導も子どもたちに「やり抜く力」を身につけてもらうことを目標としています。